最終更新:2025-10-15

ECM – 国際比較

ECMは、日本、中国、韓国、インド、米国、フランス、ドイツ、イタリア、英国の9か国を対象に、実質エネルギーコストの国際的な格差を高頻度で測定する指標として実質単位エネルギーコスト(RUEC)および実質的な内外価格差(Real PLI)の速報値を公表しています。 さらに、エネルギー価格高騰やエネルギー環境政策の影響を受けたエネルギー多消費(EITE)製造業の生産・輸入指数に関しても、併せて公表しています。

ECM202509の概要

  • エネルギー価格の実質的な内外価格差(Real PLI)は、(中国・インドを除く)全ての国で2015〜2019年平均と比べて米国比15〜24%拡大。
  • 各国の最終エネルギー消費価格はピークを過ぎたものの、依然として2015年比で20〜80%高い水準で推移。
  • (インドと中国を除いた)各国のEITE部門の生産は低迷しており、2015年比で約7〜35%の減少。

実質単位エネルギーコスト(RUEC)

RUEC水準

単位:%(名目GDP=100%)。注:観測期間は2015年Q1–2025年Q2(季節調整済み)。エネルギー価格への税金および補助金を含む。

ポストコロナ期のRUEC

単位:RUEC暦年平均(2015–2019)=1.0。注:観測期間は2015年Q1–2025年Q2(季節調整済み)。 括弧内の計数は、RUECのピークおよび2025年Q2の指数。エネルギー価格への税金および補助金を含む。

RUECの寄与度分解

アジア(日本・中国・韓国・インド)

単位:2015年Q1=1.0。観測期間は2015年Q1–2025年Q2(季節調整済み)。

EU(ドイツ・フランス・イタリア)・英国・米国

単位:2015年Q1=1.0。観測期間は2015年Q1–2025年Q2(季節調整済み)。