産業の動向
EM2613
エネルギー多消費産業の製品輸入増、日本は化学に集中
EM2604では、エネルギー多消費(EITE)製造業の製品輸入が日本で増加する一方、ドイツでは減少するという分岐を示した。さらにEM2612は、この日独差がそれ以外の製造業(Non-EITE)にはみられず、EITEに特徴的であることを示している。EITE製品の輸入指数を部門別に分解すると、日本では2024年以降の上昇がほぼ化学製品によってもたらされている。鉄鋼、非鉄金属、窯業・土石などはマイナスに寄与しており、化学の増加はホルムズ危機以前から確認される。ドイツでも化学はプラス寄与を示すものの、他部門の減少がこれを上回り、EITE輸入指数は2015年1月の水準を下回っている。ドイツの輸入減少には需要の弱さも影響している可能性がある一方、日本では国内生産が低下するなかで化学製品の輸入が増加しており、国内供給から輸入品への代替がより明瞭に表れている。
利用指標
- EITE輸入指数と部門別寄与度ECM Dashboard/EITE輸入 ↗