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産業の動向
EM2604

エネルギー多消費産業の製品輸入、日独の分岐

エネルギー多消費(EITE)製造業の生産は日本・ドイツともに低下し(EM2601)、2026年6月には2015‒19年平均を2割ほど下回る。しかし、輸入の動きは非対称である。輸入指数は同月に日本が1.04、ドイツが0.89と、2015‒19年平均対比で逆方向に動いている。輸入指数を生産指数で除した輸入生産比指数も、日本1.28、ドイツ1.10まで乖離した。日本の輸入は2024年に入ってから増加傾向が明確となっており、ホルムズ危機以前から確認される動きである。ほぼ同程度の生産減少が、日本では輸入増加を、ドイツでは輸入減少を伴っている。この非対称は、生産減少の大きさだけでは説明できず、日本のEITE製造業における国内供給と輸入との関係に構造的な変化が生じている可能性を示している。

生産は日独ともに減少するなか、輸入は日本で増加、ドイツで減少。2015年1月–2026年6月におけるEITE製造業の輸入・生産・輸入生産比指数の月次推移(日本・ドイツ)。単位:指数(生産・輸入指数は2015‒19年平均値=1.0)。出典:ECM Database 202608。
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産業の動向
EM2601

エネルギー多消費産業の非対称性

パンデミック後のエネルギー多消費(EITE)製造業の生産には、国際的に非対称な推移がみられる。2026年5月の生産水準は2015–19年平均に比べ、日本で19%、ドイツで18%、韓国で16%低い。一方、中国では24%、インドでは77%高く、パンデミック前からの拡大が続いている。こうした跛行性は、エネルギー価格や需要環境に加え、各国のエネルギー・環境政策の強度やタイミングとの関係にも注意を促す。

EITE製造業生産指数の変化率
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